2024年12/30月曜日と12/31火曜日 年越しそばイベント感謝祭
年越しそばを食べる理由は? 意味や別名・呼び名
年越しそばには、さまざまな云われや呼び名がある
年越しそばには、さまざまないわれと別名があります。
●大晦日に食べる習わしなので【年越しそば】【大晦日(おおつごもり)そば】【年取りそば】
前述の通り、毎月末に食べていた「晦日(みそか/つごもり)そば」の習わしが、年度末の大晦日(おおみそか/おおつごもり)にだけ残り、年越しの習わしのひとつになったから。また、「年取りそば」には、大晦日に「年取り魚」を食べる習わしがあること、昔は元日に一斉に年を取る数え年であったことが関係しています。
●長寿祈願 【長寿そば】【寿命そば】
そばは細くて長いため、そばのように寿命が延びて長生きできるようにと祈願しました。また、江戸時代には脚気が流行しており、「そばを食べると脚気にならない」といわれたため、健康食としても好まれました。
●災厄を断ち切る 【縁切りそば】
そばはうどんなどと比較すると切れやすいため、その年の苦労や悪縁などの災厄と縁が切れるととらえ、大晦日に食べました。江戸時代はつなぎのない「十割そば」が主流だったため、現在一般的なつなぎを用いたそばよりも切れやすく、「災厄を断ち切る」という意味合いによりマッチしていました。
●金運上昇 【福そば】
金細細工師は、作業中に飛び散った金を集める際、そば粉で作った団子を使っていたため、そばは金を集める縁起物とされ、そばを食べて金運上昇を願いました。
●運気上昇【運気そば】【福そば】
鎌倉時代、博多の承天寺で年を越すのも大変な人たちに「世直しそば」としてそばの餅を振舞ったところ、翌年みんなの運気が上がったため、大晦日にそばを食べて運気上昇を願いました。
薬味のネギは必要? ネギの意味って?
一年間の頑張りをねぎらい、新年の幸せを祈るネギ。たっぷりかけて召し上がれ
薬味のネギにも意味があります。
- 疲れをねぎらう意味の「労ぐ(ねぐ)」
- 祈るという意味の「祈ぐ(ねぐ)」
- 神職の「禰宜(ねぎ)」
これらの言葉にかけて、一年間の頑張りをねぎらい新年の幸せを祈るネギを、ぜひ入れて召し上がってください。
具や食べ方に決まりはあるの? 年越しそばには地域差も
年越しそばの具や食べ方に決まりはありません。冷たいそばでも、温かいそばでも、天ぷらなどの具を添えても構わないのです。
地方によっては、その土地ならではのそばを年越しそばとして食べることもあります。
<その土地ならではの年越しそばの例>
にしんそば(北海道・京都):にしんがのっている
- わんこそば(岩手県):お椀に一口大のそばを次々入れて食べる
- へぎそば(新潟県):布海苔をつなぎに使ったそばを、へぎという器に盛り付ける
- 越前おろしそば(福井県):そば粉には蕎麦殻まで挽き込んでおり、辛味大根の大根おろしで食べる
- くるみそば(長野県):すり潰したくるみをそばつゆで溶いた「くるみだれ」で食べる
- 沖縄そば(沖縄県):ソーキがのったソーキそばが多い
また、讃岐うどんで有名な高知県では、そばではなくうどんを食べる家が少なくありません。
年越しそばはいつ食べればいい? 食べるタイミング
年越しそばは旧年中に食べ、気持ちよく新年を迎えたい
年越しそばは、12月31日中であればいつ食べてもOKです。年越しそばには「午前中はダメ」「○時に食べる」などのしきたりはなく、タイミングによる縁起の良し悪しもありません。一般的には、新年の準備が一段落して落ち着ける夕食時に、家族揃って食べる家が多いようです。
ただし、年越しそばは年内に食べ終わるのがベターです。前述した通り、年越しそばには「旧年の災厄を断ち切る」「新年の運気をあげる」「旧年から新年へ」などの意味があるため、新年になる前に食べ終えたほうが良いとされているからです。たとえば、大晦日の夜にゆっくりテレビを観ながら食べるという場合でも、深夜0時になる前に食べ終わるようにします。
金子製麺では11/中旬以降
年越しそばの予約と美味しいなま蕎麦、おいしい乾麺蕎麦を全国発送の注文を賜ります。
自分でそばを手打ちされる方様に、各種国産そば粉の販売、つなぎ粉の販売、出汁の利いた各種めんつゆもご用意いたします。
また12/30と12/31両日は年越しそばイベントとして両日ともライブキッチンで10割ざるそば天かすサービス
外一10割蕎麦温麺をお店で年越しそばとして提供します。
ぜひ足を運んでみてください。
宜しくお願い致します。